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サクラ07

  • posted at:2013-03-31
  • written by:サクラ・エゾヤマ
*SIDE*兵庫

さて、まんまとレイヤとサクラ、二人のデートを取り付けたけど…こいつらの乗り気のなさったら、このまま錬金術師の格好でデートに行くんじゃないかってくらいのものだから、私がなんとかしなきゃいけないわよね。
でもレイヤの着替えなんて私にはさっぱりだから、ここはやっぱり道産子にお願いするしかない。

「てわけで頼んだわよ。レイヤをびしっと男前にしてきてちょうだいね?」
「お~。まぁ服を見立てるくらいで十分や思うけどな。」
「錬金術師の格好でこられちゃたまんないからソレでいいわよ。」

道産子と別れサクラのもとへ行き、話を聞いてみるとやっぱりサクラはノープランだったようだった。

「いや、いくらあたしでも…さすがにこのローブでは行きませんけど…」
「ほんと?ちゃんとおしゃれする気あったわけ?」
「それはまぁ適当に済ませるつもりですけど…」

と、こんな具合だ。
私はサクラの肩を掴み、びしっと言い放つ。

「ダメよ!乙女がそんな手抜きでデートに挑んじゃ!今から服を買いに行くわよ!」
「え、いやそこまでしなくても…あ~~!!!」

サクラの悲鳴もなんのその、私は強引にサクラをひっぱって服屋に行くのだった。

 * * *

「いいじゃない!これ可愛い!」
「い、い、い、い、いえ、これはちょっと布地が足りないような…!!!」

試着室の中でぷるぷると震えるサクラの全身を眺める。
布地が足りないって言うけど、別に谷間が見えてるわけじゃないし、スカートだって膝上10cm程度よ?
だいたいいつも似た様な格好しているくせに。

「いいのよ、このくらいで。これでばっちりレイヤを悩殺してらっしゃい?」
「…!」

私の言葉に、サクラの顔が一気に茹で上がったように赤くなる。
私は眉をひそめ、サクラに問うた。

「…なによ?どうしたのよ?」
「べ…べつに…あの、悩殺はちょっと…困るっていうか…」

サクラがうつむいてもじもじというのを聞き、私はぷっと吹き出す。

「やぁね、ものの例えよ!あの朴念仁がそう簡単に悩殺されないってば!」
「………………で、ですよね…。」

なにか含みがありそうで気にはなるけど、それはそれで多分面白いことに違いないので、私はそれ以上の追求をやめた。
さぁて、明日のデートが楽しみね。

…尾行?
大丈夫、そんな無粋な真似はしないから!
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