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サクラ11

  • posted at:2013-04-13
  • written by:サクラ・エゾヤマ
*SIDE*ユカラ

気がつくと知らない場所にいた。
これは夢だろうか。
僕は兄上と一緒に寝ていた筈だ。

辺りを見回してみるとどうやら森の中のようだ。
まさか自分に夢遊病の気でもあるのではと思い目を凝らしてみるが、拠点としてる宿はおろか、宿泊していた場所の近くにそもそも森なんてものはなかった。
このままここで過ごしていてもいいが、どうにも寒い。
肌を刺すような寒さが、これが夢ではないと僕に告げている気がした。

森を薄く照らす月を見上げる。
そしてその方角へ向かい、歩き出す。
他に目印になるものが無いからだ。
宛はないが、あのままじっとしているよりも歩いて身体を温めた方が少しはマシだと思った。


暫く歩いていると視界の奥の方に人影が見えた。
服装からして少女の様だ。
少女は月明かりを浴び、空を見上げていた。
声をかけたら驚かせてしまうだろうが、僕は遠慮をしている時ではない。
そう思い歩み寄っていくと、僕の足元で僕に踏まれた枝がパキッと乾いた音を立てた。


「─………」

少女が音に気づき、こちらを向く。
その瞬間、僕は息を呑む。
そして彼女も息を呑むのがわかった。


なぜなら─
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